★★★★★★★★★★
瀬戸内海にある島から切り出された石を埋立地に運ぶ石船で生計を立てる一家の物語。
時代設定は1974年。夫婦2人で運営するような小さな石船では割が合わなくなり、島で同じ仕事をしている人たちも船の寿命が来たときに転職を考えないといけない。
主人公たちの船も老朽化のため、修理するかその仕事を辞めるか考えないといけなくなる。
映画は主人公たちが島を出、尾道に向かうところで終わります。
状況(<時代>)が変わったことによって自分の仕事を続けていけなくなる。きっとこれはいつの時代にもあったことなのでしょうが、身につまされるものがあります。
終盤、<松下さん>のセリフにある「一生懸命仕事してるのに、なぜ(島から出ないといけないの)かねぇ?」というセリフが重いです。