★★★★★★☆☆☆☆
日本映画専門チャンネルで。
今で言うところのキャリア・ウーマン、自立した女を描いた映画。
主役の司葉子と仕事上のライバルである宝田明の関係がメインだけれど、そっちは予定調和、想像の範囲内。
司の同僚に男言葉(「俺」と言ったりする)を使う人がいたり、病気の男に貢いだ挙句逃げられ、自殺する人がいたり、妹である司にたかる姉夫婦がいたりと、いろいろなタイプの女性がいる。
逆に男性側は、やり手の宝田明を筆頭に、自分を大きく見せたい山崎務、司側の会社員でありながら宝田側の仕事をする浜村純などが出てくる。
男女ともにステレオタイプ化された人物像だけれど、その分、分かりやすい。ただ、女性側は皆、いかにも男性から見た女性という感じがする。これが作られた時代のせいだけなのかどうかは分からないけれど。