★★★★★☆☆☆☆☆
NHK BSで。
「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本 喜劇編」の1本。
この「100本」に選ばれた理由も、山田監督が若いときに脚本の手直しを手伝ったから、という理由だそうで。
当時のプログラム・ピクチャーのひとつだから、非常に手軽な内容。
テレビの普及とともに、この辺りのお客さんが映画館に足を運ばなくなったからなのかな?と想像できます。
寿司屋の板前役の桂小金治は良かったですが。
松竹グランド・スコープ(縦横比1:2.35のシネスコ・サイズ)の第1作だとか。
横長の画面を活かすためにSKDの舞台(浅草国際劇場でしょうか)や、中禅寺湖なんかがドーンと映る。
特にラストの潮来の風景は非常に美しい。
50年以上前の浅草や箱根でロケーションされているので、その土地をよく知っていると比較できて楽しいと思う。
あ、銀座の袋物屋の若旦那が持っているカメラがコンタックスIIIaみたいでした。