★★★★★★★★☆☆
日本映画専門チャンネルで。
実際に広島で撮られたとか。
原爆投下から7年、まだまだ瓦礫のままの場所がたくさんあり、バラックのような家もいっぱいある。
この背景が何よりも力強い説得力につながる。
「原爆が無ければ」「戦争が無ければ」という言葉があり、孤児の養護施設に対しての国の支援が少ないことへの批判もある。
ただ、それは大きなウェイトを占めず、あくまで人間ドラマが主体。
イデオロギーを強調しないから普遍性があって、60年経っても鑑賞に堪えるのでしょうね。
ラスト、島に戻るために船に乗ろうとしたときに聞こえる飛行機の音が不気味。