★★★★★★☆☆☆☆
日本映画専門チャンネルで。
2011年12月に録画していたものを約3年経って、ようやく観た。
2日連続の成瀬=高峰コンビの映画。
脚本は笠原良三なんですね。
「若大将」とかクレージーもののイメージがあるので、ずいぶん真面目でちょっとした違和感が。
こんなこと言うと失礼ですけども。
製作当時の1963年ごろが舞台。
そこから昔のこと、主人公が結婚してから後を思い出すという形式。
上海でどうのこうのみたいなセリフがあるので、1932年ごろから始まると思われる。
戦時中から敗戦後という大きく変わった時代が挟まるので、大きなドラマも出てくる。
ただ、終盤にあるおばあちゃんの「男は皆、勝手」「女に子供産ませてさ」というセリフがポイントで、それがこの映画のすべて。
終戦後の闇市のセットが見事。
きっとあんな感じだったんでしょうね。