★★★★★★★★☆☆
日本映画専門チャンネルで(2011年7月放送分)。
ある小学生を主人公にした1年の物語。
彼女の作文の才を教師に褒められたことから、よく書くようになり、それを交えて描いてる。
1938年の葛飾区、荒川沿いの地域が舞台だけれど、実にのどか。
工場はチラホラあるものの、田んぼが多く、東京市内と言えども東側のこの辺りはまだまだ田舎の雰囲気。
また、主人公一家も含めてそこに住まう人たちの多くは貧しい。
最後の方には娘の身売り話まで出てくる。
映画の性格から考えて、誇張でも何でもないと思うけれど、別に珍しいことではなかったのでしょうね。
高峰秀子は当時、14歳ぐらいか。
かわいらしいし、同級生役の子役たちに混じっても背は頭ひとつ大きいぐらい。
目立ったでしょうね。