★★★★★★★★★★
アルジェリア戦争を舞台にしたフランス映画。
戦争の無益さ、他民族を圧迫することの不当性が十分に描かれている。アルジェリア側からの直接の視点がない分、アルジェリア側から見れば不満はあるだろうけど、フランスにとっては十分な自己批判を含んでいて、見応えは十分にある。
そういう部分を前面に出しているアメリカ製戦争映画の場合、結局はアメリカ人がいかに犠牲を払って戦い「自由」を守ったのか、という点が強調されるだけで終わっていて、<反戦>とは取れないものが多いけれど、これにはそういう部分がないのが良い。