★★★★★★★★☆☆
MOVIX八尾で。
原題は「The Assassination Of Jesse James By The Coward Robert Ford」。邦題は文字通り、この映画の持つ意味の半分しか伝えていない。単にジェシー・ジェームズの暗殺のみに焦点を当てたものではなく、本当に興味深いのは原題の後半、「By The Coward Robert Ford」の部分。
ケイシー・アフレック演じるロバート(ボブ)・フォードがどういう人物なのか、なぜ彼が暗殺者となったのか、そして、その後彼はどうなったのか、そこがこの映画の本質であり、もっとも興味深い部分。だから、本当の主演はブラッド・ピットではなく、ケイシー・アフレック。
金曜日の最終回、午後9時前に始まる回で観たけれども、観客が自分を含めて6人。当初の予定よりも早く打ち切られる様子。
いくつか原因はあると思うが、邦題も含めて、国内での宣伝方法に問題があるのは確実。そのままだと長くなりすぎるから、仕方なくこうなったのだと思うけれども、それにしても本質を伝えていないのだから、良くは無い。
もちろん映画自体にも問題はある。160分は長すぎる。語られるエピソードが全て必要かと言えば、そうではないのだから、もっと削って2時間ぐらいまでに収めるべき。アレもコレも入れようと欲張りすぎ。だから星8個。