★★★★★★★★☆☆
リーアム・ニーソンとピアース・ブロスナンによるシブい西部劇。シブ過ぎたせいか日本では劇場未公開。
執拗に追うリーアム・ニーソン、それから逃げるピアース・ブロスナン。とにかく逃げるから追う、追うから逃げるの繰り返し。なぜ不条理と思えるほど執拗に追って追われるのか。これは始まって2/3ぐらい進んだところまで明かされません。
理由が明かされてからも追って追われることに変わりはありませんが、それぞれに対する見方が変わり、追って当然だと思うし、追われて当然だとも思う。
ラスト、どういう結末を迎えるのか、想像通りのありきたりの終わり方をするのか、と思っているとそういう終わり方はしない。
お互いが決して非情な人間ではないのが十分すぎるほど描かれているから、この終わり方は十分納得できる。