★★★★★☆☆☆☆☆
「国からの借金とか合併とかいろいろな問題」のせいで、隣町同士が戦争することに。その町の住民であるところの独身男性とその町役場に勤める戦争担当者の女性を中心にした物語。
始めはコメディ・タッチで作ってあって、その線で期待できるかと思ったのですけど、ふたを開けてみればさにあらず。「戦争のことを考えましょう」映画でした。
岩松了と余貴美子がいい味出してたのに、こういう仕上がりで残念。テーマがテーマだから、遊べるのにね。「てんやわんや」みたいなラインで行って欲しかった。
星は5個。その理由は上記の個人的な希望とは関係ありません。
啓蒙映画と考えるなら、岩松了と余貴美子の存在は不要で、町役場職員の原田知世の設定も必要なし。エンタテインメントとするには造りがマジメ過ぎるし、全体的に暗い。早い話が中途半端。だから。