★★★★★★☆☆☆☆
最後20分ほどはワヤクチャになりますね。
かなり無理がありますけど、アレがしたかったのでしょう、きっと。
その最後の部分を観ても分かりますけど、アメリカ映画を志向してるのだと思います。
でもそこに至るまでのドラマ部分ですが、これがまるっきり演歌の世界。情念と言えば良いのか、非常に湿っぽい世界なんですね。
日本人によって、日本人のために、日本で場末の映画館の深夜興行のために作られたようなものでしょうが、チグハグな感じがするのは否めません。
渡瀬恒彦がメインの主要なストーリーと、トランザムが出てくるサイド・ストーリーが、どう絡み合うのか?と思っていましたが、ほとんど絡みません。ハッキリ言って、サイド・ストーリーは不必要。時間を延ばすためだけのもの。
とはいえ、90分弱のプログラム・ピクチャーとして、そこそこ楽しめたので、星6個。