★★★★★★★★☆☆
WOWOWで。
朝鮮戦争を舞台にした戦争映画で、実話を元にしたものだそう。
時期は1950年8月で、韓国・国連軍が釜山の手前まで追い詰められたときで、場所も北朝鮮軍が一番南下した辺り。
南側の本隊は北側の本隊に合わせて移動し、ある拠点を学生の志願兵(訓練ナシ)だけで守るという話。
<悪人>は北朝鮮の政治委員で、軍人は悪くない、職務に忠実なだけ、と描いている。
真面目な学生たちの中に不良が入ることになり、モメながらも最終的には心でつながるというオーソドックスな物語なので、そこに新味はないのだけれど、よく出来ている。
戦闘シーンもCGナシで撮られており、まったく安っぽくない。2時間を越える映画だけれど、最後まで一気に観られた。
ただ、ここ10数年の間に作られたアメリカ製の戦争映画の影響が濃いのがちょっと気になる。