★★★★★★★☆☆☆
WOWOWで。
1933年、メキシコからドイツに向かうドイツの客船が舞台。
いろいろな人たちの希望と絶望、悲喜こもごもが入り混じるドラマ。
2時間半もあるし、いろんな人たちが出てきますが、一番良かったのは、ラスト近くでヴィヴィアン・リーがいきなりチャールストンを踊るシーン。「風とともに去りぬ」だけの人じゃなかったことがよく分かる。
ユダヤ人差別などアメリカには無いと言ったリー・マーヴィンに対して、「そのころは黒人をいじめるのに忙しかったのでしょ?」というヴィヴィアン・リーが反論するのが印象的。
ただ悪くはないのだけれど、各エピソードが散漫で、2時間半もあるので、少々ダレる。もっと整理して2時間ぐらいに収まっていれば、もっと面白かったのに、と思う。
ラストの船長のセリフはタイトルを象徴していますね。
それまでの振る舞いを見ても、まさに船長自身が愚か。