★★★★★★★☆☆☆
WOWOWで。
3時間弱ある長編。
原作(「完全版」)は結局、半分強読んだところで断念したけれど、その理由はペーターとのあれこれが苦痛になってきたから。
作者がティーンエイジャーの女の子だから当然と言えば当然なのだけれど、この映画でも、それに関する部分が少々ツラく、長く感じた。
ただ、それ以外の部分は興味深く、また良く出来ていると感じた。
隠れている建物を縦に切り断面として見せる点や、ドイツ兵がたまたま見回りとして入ってくるところのサスペンス性、ラストの連行するために建物内を捜索しているのを音だけで表現するところが良い。
また外のシーンは実際にアムステルダムで撮影されたものだそうで(最初にアムステルダム市への謝辞が出る)、その点も好感が持てる。