★★★★★★★★★★
WOWOWで。
原題は「Another Year」。
これと内容を考えると、邦題はふさわしくないと思うのだけれど・・・
それはさておき。
監督の前作である「ハッピー・ゴー・ラッキー」に通じる部分がある。
この映画のメアリーは「ハッピー~」の主人公の20年後ぐらいカモ?
主人公一家と彼らを取り巻く友人たちの話。
「春」から始まって、四季をそれぞれ章として扱って描いている。
全編を通して出色なのは前述のメアリーで、彼女が本当の主人公であると分かる。
特に「冬」の章は絶品で、彼女にとっては悲しい場面なのだけれど、悲し過ぎておかしくなるほどの空回り具合。
だからこそ、ラスト、会話を振られるところでドーンと来る。
冷徹だけれど、良い映画。
誰であっても、登場人物の誰かに感情移入できるでしょうね。