★★★★★★★★★★
WOWOWで。
タイミングが合わなくて、公開時に観に行けなかったもの。
「それでもボクはやってない」と同じく、誰にでも起こりえることだし、いろいろ考えさせられる。
映画は2部に分かれる。
延命治療をどうするのか、「生きる」とはどういうことなのか、この考え方はは人それぞれ。
ただ、これは以前から言われていることだけれど、今の時点では本人がそれをハッキリ書き記しておかないと、後々、いろんな人に迷惑をかけることになる。
これを描いた前半も大事なのだけれど、個人的には後半を占める検事の取調べシーンが気になった。
呼び出しておきながら平気で待たせる、微妙な問題ゆえ細かくならざるを得ない点は無視し単純に白黒ハッキリさせようとするなど、結論あり気で話を進める検事。
「それでもボクはやってない」と同じように体制側への不信が描かれていて興味深かった。
この映画の女性医師は3年後に告訴されていたけれど、告発したのは尊厳死を望んだ患者の息子のような気がする。
劇中では病院関係者じゃないか?という検察事務官の言葉があったけど、入院中、たいして見舞いにも来なかったくせに、こういう件にはうるさそうな感じがしたもの(笑)