★★★★★★★★☆☆
レンタルDVDで。
オープニング・クレジットによると、山崎豊子の原作を菊田一夫が劇化したものを元にしているみたい。
原作を読んだのはずいぶん前なので、うろ覚えだけれど、確か、ほとんどが戦前に起こったことで、戦後の復活は少しだったはず。
それがこの映画では、ちょうど半分あたりで戦争が終わり、後半が丸々、戦後の息子に代変わりしてからを描いている。
だから、前半部は時間の飛び方が大きく、場面が変わるとガラッと変わっている。
でも、子役から大人になっていたり、店が大きくなっていたりといった分かりやすい違いなので、観ていてウロウロすることはない。
1958年製作なのでラスト・シーンはほぼ同時代になるのでしょうか。
そう考えると、そこに大きく時間を割くのは当然でしょうね。
大阪弁に違和感のない人たちばかりなので、非常に心地良い。
また、冒頭に源聖寺坂でロケしたシーンがあったけれど、60年近く経ってもほとんど変わっていなかった。
しかし、扇千景はキレイだったなぁ。