★★★★★★★★★★
WOWOWで。
エストニアとフィンランドの合作。
タイトル通り、1944年のエストニアが舞台。
ドイツとソ連、2つの大国に挟まれ、両方に占領され、翻弄された小国の悲劇がテーマ。
エストニア人は両方の国に兵士として動員されたので、戦場で敵味方に分かれて出会うこともあったわけで。
双方に付く指導者層にはイデオロギーの違いは当然あるけれど、一般的な兵士にはそんなものは関係ない。
何のために戦うのか、誰のために戦うのか。
そこが映画のポイントになっている。
映画の作りはシッカリしている。
だからこそテーマが生きてくるし、説得力も出てくる。
爆発のシーンは安っぽくないし、T-34も本当にウジャウジャ走り回っている。
思わぬ拾い物だった。