★★★★★★★☆☆☆
MOVIX八尾で。
脇を固めるのが、ブラッドリー・クーパーにマイケル・ペーニャ、ローレンス・フィッシュバーンにアンディ・ガルシア。
にもかかわらず、なぜだろうなぁ、物足りなさを感じて。
もちろん悪いわけではないし、違和感をおぼえるところがあるわけでもない。
その理由を考えると、非常にサラッとしているのですよね。あっさりしている。
監督のみならず主演も、となると、体力の消耗が激しいだろうし、88歳という年齢を考えるとただただスゴイのだけれど。
でも、観ているこちらとしては、もう少し油濃っさが欲しくて。
これだけの人たちが脇を固めているのに、彼らがあまり機能していないのですよね。
DEA内の軽いゴタゴタみたいなのはあの程度なら映画には必要がないし、それを利用するならもう少しちゃんと語るべき。
この辺の中途半端さに「あぁ撮ってるときに疲れたのかなぁ・・・」と思ってしまう。
あとは年老いたイーストウッドを見るのが寂しいのもある。88歳なんだから当然なんだけれど。
その年齢でこんな映画を作って主演までしているのだから、世間の同年代よりもずっと元気なんだけれど。
でも画面の中のイーストウッドのヨチヨチ歩きみたいな歩き姿が。演技なんだろうけど、それにしても寂しさが。。。
反対にモテモテで、2人の女性を相手するなんてシーンもあるのだけれども。
う~ん・・・って感じ。
シカゴ - エル・パソ間は何キロぐらいあるのかピンと来なかったのだけれど、2400kmほど、往復で5000キロ弱。
広いナァ。
で、それを何度も往復するのだから、ヨチヨチ歩きとはいえ、主人公はやっぱり元気。
主人公は「ハートブレイク・リッジ」、「グラン・トリノ」に続いて朝鮮戦争に従軍経験がある。
1930年生まれだと設定としてはそうなるのですね。