ブラジル、フランス、イタリアの合作。
悲恋物語なのだけれど。
60年前の映画に文句を言っても仕方ないけれど、ユリディスが誰になぜ命を狙われているのか説明もない。
それどころか、それを聞いた誰もが気にもしないという(実際に暴漢に襲われているのに!)。
「そんなもの」ということなのでしょうけども。
終盤、オルフェが行方不明となったユリディスを探して夜の街をさまよう一連のシークエンスは少しダレた。
現実を認めたくない気持ちの表現なのだろうし、それも理解できるのだけれど、ちょっと長過ぎる。
製作当時の最新の音楽がボサノヴァだったのですよね。
それを考えると、劇中でいろいろ使われているのは興味深い。