★★★★★★☆☆☆☆
日本盤DVDで。
旧日本軍を批判する映画。
部隊の体面を重んじ、一兵士の生命を蔑ろにする上層部を非難する内容。
これを一上等兵と慰問団の女性歌手との恋愛映画で描いている。
愚直なまでに生真面目な三上上等兵と周囲の空気を読まず自らの思うがままに行動発言する春美さんと。
この2人の性格がすべてで、その結果、周囲に大きな迷惑をかけることになるという。
そんな主人公2人にイライラしながら観ていたのだけれど、この当時はこんな設定の人たちがよく出てくる。
三上のまっすぐ過ぎるところが黒澤風味。
敵役の小沢栄(小沢栄太郎)の悪役ぶりが良かった。