★★★★★★★☆☆☆
WOWOWで。
レバノンとフランスの合作。
レバノンという国について、ほとんど知らないので、細かな部分は分からないけれど、なんとなく分かる。
あちこちで耳にしたり目にしたりする<ヘイト>発言ついての映画。
この映画の場合、怒りと勢いに任せて振り上げた拳をいつ、どこで下ろすべきか、それをお互いに探るのだけれど。
その間に周囲がエキサイトし、大統領まで巻き込むことになる。
ラストで「謝罪は弱さの表明ではない」といったセリフがあるけれど、それがこの映画のすべてを表現している。
はた目から見ると、頑固で偏屈な2人のオッサン同士の意地の張り合いに見える。
ただ、謝罪する=弱いという考えを理解すると、意固地になるのもよく分かる。
結局、いろいろあるヤヤコシイことも、コレなのでしょうね。