★★★★★★★☆☆☆
WOWOWで。
トルコ産のスパイ・サスペンス。
サブタイトル通り第2次世界大戦がテーマ。
実話を元にしているそう。
荒唐無稽なところもあるし、ご都合主義のところもある。
だからリアルさはないが面白い。
主要な登場人物をかなり絞って、分かりやすくしてある。
彼らのキャラクター付けも特徴がハッキリしているし。
演出に特筆すべきところはないけれど、脚本の単純さとお金がかかっていることで、楽しい映画になっている。
最後に実際にあったことが簡単に説明される。
スパイものとして非常に興味深い内容。
同じ題材でもっとリアルな映画を作って欲しいなぁ。
ただ残念なところがいくつか。
レンジファインダーのカメラで接写するのは、よく見かけるから、もう何も言わない。
ただ劇中、映画館で「カサブランカ」を見るシーンがあるけれど、その画面が16:9なのは、なぜ?
イングリット・バーグマンの顔が横に伸びてしまってたよ。
またこれは日本語字幕だけの問題かもしれないけれど、<オーバーロード作戦>は7月ではなく6月。
これは非常に残念だった。