★★★★★★★★☆☆
WOWOWで。
実話を元にしているとか。
1960年代半ばにこういう出来事があったんですね。
ウソをついたのは良くないですけど、この旦那がいないと絵が世に出ることもなかったでしょうし(それを示唆するシーンもある)。
それを考えると、<プロデューサー>や<アート・ディレクター>などの肩書きであれば問題なかったのかな、と。DV的な要素は別としてね。
でも、この事件の根本はこの当時の女性の社会的な地位の低さですわね。「女流画家だと注目されない」というようなセリフもあったし。
題材自体の面白さ、興味深さもあるのだけれど、映画を良くしているのが演技陣。
特にクリストフ・ヴァルツの口八丁手八丁ぶりと、娘を演じた子役。絵のモデルと言われても違和感ナシ。
なにより、主演が大好きなエイミー・アダムスというのがうれしい。
ティム・バートンも、こういうファンタジー要素のない映画を撮るんですね。