★★★★★★★★★☆
WOWOWで。
企業城下町とも言える田舎町で牧場を営んでいる男性の飼っている牛の変死が相次ぐことから物語は始まる。
調べていくと、企業が出した廃棄物が原因であることが濃厚になり・・・というお話。
タイトルの巨大企業とはデュポン社のことで、その不正を告発した弁護士が主人公。
巨大すぎる企業がひとつの町に根付き、住人はおろか役所や果ては国まで意のままにしようとする。
その陰では健康被害に苦しんでいる人たちがいて、被害を訴えるが、企業は請求した証拠を文字通り山のように寄こしたり、約束を反故にしたりと嫌がらせのようなことをしてくる。
この様子を観ていて水俣病のことを想起。
ここで健康に害を与える物質として取り上げられているフッ素化合物は、沖縄で米軍基地から漏れ出た消火剤が泡となって川に流れていたものと同じはず。
本国では害があるものとして禁止にしたが、海外基地ではそのままにしているどころか、流れ出ても知らん顔。
そんなわけで日本にも関係のあるお話。
アン・ハサウェイもこういう役をするのですね。
元弁護士で今は専業主婦、息子が3人いる普通の主婦。
キレイ過ぎて現実感が乏しいのが玉に疵。